アルバム『guidebook』を引っ提げての全国ツアーファイナルがZepp Tokyoにおいて開催された。ツアー中に初期メンバーのayaka、ami、meiが2月末で卒業し、その後はminan、himeが中心となって新体制で活動していくという驚きの発表があったが、5人は不安要素を吹き飛ばすようなライヴを観せてくれた。
ライヴはアルバムの世界観を軸に、「GOLDEN」からパワフルにスタート。ダンサーを交えた「brand new day」や、「FRESH!!!」「サマーファンデーション」などのサマーチューンで会場の熱気をさらに上げると、「マジックアワー」「ひとりぼっちのラビリンス」といったスローチューンで切ないムードを醸し出す。楽曲のカラーをブロックごとに分け、物語が進んでいくように展開するステージングに、観客もグイグイと引き込まれていく。「おいでよ」「プチャヘンザ!」で観客をさらにヒートアップさせると、アルバムの最後を飾る「RUN and RUN」、初期の名曲「photograph」で本編が終了。
そして、アンコール。リーダーのayakaが卒業の話題に触れ、2月26日に新宿BLAZEに現メンバーでのラストライヴを行なうことを告げる。minanが“これからも私たちにいっぱい会いに来てください!”と声にすると、会場は大歓声に包まれた。「PARADE」「ワンダーグラウンド」を力いっぱいパフォーマンスしライヴはフィニッシュとなったが、そこには悲しいムードは一切ない。リリスクのライヴ巧者ぶりを存分に発揮した、5MCの気合の詰まったライヴだったと言える。