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LIVE REPORT

LM.C

『~Go To The 5th Anniversary FINAL~ ★Rock the PARTY★ 2012』

2012年01月08日
@日本武道館

一昨年より“5周年”を掲げて行なってきた、さまざなアニバーサリー企画を締め括るのは、LM.Cにとって初となる武道館公演。ドリーミーな空間を生み出すファンタジックなステージセットだったり、メンバーがアリーナ後方から登場したオープニングでのサプライズであったり、他にもスペシャルワンナイトCD付チケットが用意されていたりと、LM.Cらしい“楽しませる”演出が目白押し。そこには当然“祝・5周年!”的なムードはあったものの、単なるお祭り騒ぎで終わったわけではない。序盤の“輝く準備はできているか?”というMCをはじめ、maya(Vo)が“輝く”という言葉を何度も発していたのが印象深く、観る者を楽しませるのはもちろん、客席に笑顔を咲かせ、ひとりひとりを輝かせるためのライヴだったようにも思えた。手を緩めることなく連発される魅惑的かつ刺激的なナンバーは、普段の生活の中で押し殺している本当の自分を解放させたり、閉ざしている心の扉をぶっ壊す威力を秘めたものばかり。また、武道館の床を揺らし続けたバンドサウンドも、ポップでありながらもロックで、キャッチーでありながらもダンサブルで、あえて観客を叫ばせるために挑発的であるかのようだった。そんなサウンドに体を預けるように観客は「METALLY」でヘッドバンキングし、「EDO FUNK」で踊り、「88」では一緒になって歌い騒ぐ。そして、“この曲がここで一番やりたかったかもしれない”と「PUNKY ? HEART」で大団円を迎えた武道館公演。最後にAiji(Gu)が“みんなの生きるヒントがLM.Cの活動の中にあったらうれしい”と残したのだが、これまでの5年間であり、この日のライヴを象徴する言葉だと言えるだろう。