1stアルバム『Hello』をリリースした井上苑子が高校卒業記念のライヴを行なった。チケット発売後、即完となったこの公演。ステージにはきれいに咲いたたくさんの桜が飾られ、衣装も制服という、まさに“卒業”というタイトルにぴったりの舞台が用意されていた。
ライヴはインディーズ時代の代表曲「線香花火」から始まり、恋する気持ちを表現した「だいすき。」やテンポ感のいい「青とオレンジ」、共感度の高い「おんなのこ」など、瑞々しさのある人気曲を次々と披露。“今日で制服姿は最後です。卒業パーティーみたいな感じで盛り上がっていってください!”と呼びかけ、序盤からオーディエンスを自分のペースに巻き込んでいく。
中盤にはファンから募ったリクエストに応えるコーナーもあって、「Good-bye days」(YUI)、「女の子は泣かない」(片平里菜)、「さくら(独唱)」(森山直太朗)、「めぐろ川」(miwa)、「3月9日」(レミオロメン)の5曲が弾き語りで披露された。そして、後半は久しぶりに歌う「ハレトケ」やバラード「赤いマフラー」などを歌い、卒業ソングの「「君に出会えてよかった」」で本編が終了。アンコールでは「大切な君へ」を含む3曲を演奏し、6月にニューシングルの発売とワンマンツアーの開催の決定というファンに嬉しいお知らせも届けてくれた。
高校進学のために上京した3年前、卒業する時にこの場所(恵比寿リキッドルーム)でワンマンをすると決めて、それを実現した。高校を卒業した今、きっとさらなる大きな目標を立てていることだろう。これからの活躍にも是非注目してもらいたい。