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LIVE REPORT

Gacharic Spin

『6th Anniversary ONEMAN TOUR』

2015年11月29日
@Zepp Tokyo

メジャー1stアルバム『MUSIC BATTLER』を引っ提げたツアーの最終公演。しかも、念願のソールドアウト! となれば、信念である“全力エンターテイメント”にも拍車がかかるというもの。まずは会場全体でGS Gachaをキメると、1曲目「MUSIC BATTLER」からメンバーのテンションはいきなりMAXに。のっけからテクニカルなプレイのラッシュでフロアーの床を揺らしにかかれば、当然のように観客もこれに全力で呼応。序盤にして凄まじい熱気が場内に渦巻いていた。これでこそGacharic Spinのライヴだ。そんな中、MCを務めたのが、ガチャガチャダンサーズのまい(performer1号)&ねんね(performer3号)。ゆる~いグッズ紹介で会場を和ませ、彼女たちが歌う「溶けないCANDY」でラブリーな空気をまき散らす。中盤にもTOMO-ZO(Gu)がヴォーカルを務めるアイドルナンバー(?)「ファイナルなファンタジー」もあり、この振り幅もガチャピンらしいところ。さらに、はな(Vo&Dr)&オレオレオナ(Vo&Key)の小芝居、オレオ扮する“パントマイムのおじさん”のムービー等で爆笑を誘ったのもまた、彼女たちのライヴの醍醐味だ。F チョッパーKOGA(Ba)が“バカなことをいっぱいやってきたけど、無駄なことは一個もない”と豪語していたが、観客を楽しませること、自分たちが楽しむことに全力を注ぎ、それが結果的にバンドの許容量を高め、成長させていると言える。そして、そんなライヴで印象的だったのは、新加入のねんねの存在。鍵盤が弾けるということで、“新しいGacharic Spin”が垣間見れたのは特筆すべきところだろう。来年5月のEX THEATER ROPPONGIワンマンでどんなステージを展開するのか興味津々だ。