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LIVE REPORT

たこやきレインボー

『なにわンダーランド2015~あわてんぼうのクリスマス~』

2015年11月21日
@TOKYO DOME CITY HALL

可愛さあふれる平均年齢14.6歳。ボケツッコミはお手のもの、名のごとき関西っ子、たこやきレインボー(以下、たこ虹)。史上最大キャパの本公演は、即日ソールドアウト。天使に扮した5人が並んで登場すると、「オーバー・ザ・たこやきレインボー」を聖歌隊のように伸びやかなアカペラで歌い出し、瞬時に心をとらえる。一転して全力のダンスで盛り立て、「ジュージューシー!!」では会場の熱量高い掛け声に呼応して、電飾で模されたツリーのてっぺんが煌煌と輝く。興奮が高まる中、春名真依がソロで「まいっちんぐ☆まいまいマジック~クリスマスver.」をキュートに歌い上げ、続く根岸可蓮(道子)と彩木咲良(クラリス)によるミュージカル仕立ての「道子とクラリス~魂の激闘編~」では、迫真の演技に差し込まれたボケが笑いを誘う。次なる展開に期待を寄せる客席から登場した清井咲希と堀くるみは、哀愁漂う昭和チックな新曲「an umbrella」を披露した。個々が幅の広いエンターテインメント性をアピールした後は、再び5人でタオルをブン回し、拳を突き上げ、ステージ、賑わう客席をところ狭しと駆け抜ける。しかし、タイトルの通り、クリスマスは1カ月以上先...と思いきや、エネルギッシュなパフォーマンスにつられてサンタクロースが登場! たこ虹のお陰で思わず関西弁になるほど楽しんだサンタから、なんと来春のZeppツアーのサプライズプレゼント。目標であっただけに動揺を隠し切れず、涙ぐんでコメントをするメンバーだったが、この日、次なるステージをも通過点と思わせる勢いを感じたのは、私だけではないはずだ。