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LIVE REPORT

04 Limited Sazabys

『CAVU tour 2015~Final Series~』

2015年07月10日
@恵比寿LIQUIDROOM

4月から始まった『CAVU』ツアーのファイナルシリーズ東京編。アルバム『CAVU』同様に「days」で幕開けかと思いきや、意表を突く「Terminal」という計らいに、オーディエンスは早くも歓喜の声を上げる。KOUHEI(Dr)によるパンチの効いたイントロとともに猛進する「medley」では、RYU-TA(Gu&Cho)のダミ声がヒートアップし、クラウドサーフも激化! “ツアー29本目。4月1日にアルバムを出して、全国津々浦々回って曲を育ててきました。一番脂乗ってる『CAVU』が聴けるんで、身体いっぱい浴びて帰ってください”と話すGEN(Vo&Ba)の表情に、今のフォーリミが限りなく視界良好であることがうかがえる。

お待ちかねの「days」で、4人のギアは再びトップに入る。HIROKAZ(Gu)が奏でる「days」のメロディアスなアウトロから、RYU-TAのリフが滑り込む「fiction」への流れも鮮やかに決まり、持ち前のキャッチーなメロディーとあふれる疾走感、GENの中性的な歌声を活かしながら、ますます加速するライヴ。“ワンマンだよ、東京で!”と喜ぶ姿を見せつつ、近年のナンバーはもちろん、懐かしい「Standing here」なども惜しみなく繰り出していく。

この日はスペシャアプリの生中継が入っていたものの、メンバーに硬さは一切ない。むしろリラックスした様子で、“今日は(横山)健さんが『Mステ』(『ミュージックステーション』)出てます。観たかった! 健さんが『Mステ』って、ヤバいよね!? ライヴ終わって外に出たら、もう『北斗の拳』みたいな世界に変わってるかもしれないよ(笑)。たぶん、そのぐらいの事件。僕らもここで起こして帰ろうと思います”と、GENがパンクス心を覗かせたりもしていた。

私服抜き打ちチェックのコーナーで観客とコミュニケートしたのち、“このあと、速い曲ガンガンいくけど、みんなついてこれますか?”と後半のスタートを告げるGEN。そもそもここまでの全曲も速いのだけれど、それはさておき、結果として彩り豊かに聴かせられるのがフォーリミのすごみだと思う。ラップっぽいメロディーが入る「knife」もライヴではよりナチュラルに感じたし、甘くポップなラブソング「milk」はとてもいい差し色になっていた。メロディックパンクのファストチューンを軸にロックンロールや歌ものなども織り交ぜたスタイルが、今後どう進化していくのか楽しみで仕方ない。

横山健が地上波初パフォーマンスで「I Won't Turn Off My Radio」を演奏している頃、フォーリミもありったけの熱量でクライマックスへ! フラッシュライトが降り注いだ「monolith」で会場の盛り上がりは最高潮に達し、「swim」ではポップネスを爆発させることで清々しいムードをも生み出してみせた。夏フェスを経て、9月のツアー追加公演も含め、彼らの旅はまだまだ続く。

SET LIST

試聴はライブ音源ではありません。

  1. 1

    Terminal

  2. 2

    medley

  3. 4

    days

  4. 5

    fiction

  5. 6

    ghost

  6. 10

    No way

  7. 13

    Higher

  8. 15

    knife

  9. 17

    labyrinth

  10. 18

    teleport

  11. 21

    me?

  12. 22

    milk

  13. 26

    swim

  14. <ENCORE>

  15. 27

    Buster call

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