1stアルバム『Restless』を中心に繰り広げられたツアーのファイナル。“極彩”という世界観に合わせ、「カレイドスコープ」では金テープが舞い、その中で艶やかにプレイするメンバーにただただ引き込まれていった。「Jumping Lady!」から「恋模様」への流れが秀逸で、徹底してこだわり抜くν[NEU]らしさを感じ、続く「Lily」では観客が手に持っていた白いユリを掲げ、フロアを真っ白に染め上げる。タクミの哀愁漂うギターソロからの「最愛と渇望の日々」では、楽器隊の熱の高まりに比例するようにみつの歌い方も感情的になっていく。その悲しみや怒りといった負の感情を取り繕うことなく放つ姿は、何よりも美しく感じられた。ドラムソロからギター、ベースと加わってのセッションは、バンドとしての成長振りが大きく表れており、今現在の最高形を印したライヴだったと言える。