Uta-net

ライブレポート

検索

メニューを開く

LIVE REPORT

ゆず

『YUZU ARENA TOUR 2013 GO LAND』

2013年09月23日
@横浜アリーナ

“今日は記念日になりました”という北川悠仁(リーダー)の言葉に大歓声。『YUZU ARENA TOUR 2013 GO LAND』の9月23日のライヴはゆずにとって今年10本目、デビュー通算60本目の横浜アリーナ公演となった。彼らはこの日も気迫あふれる演奏を展開。今回のツアーは最新アルバム『LAND』の世界観を立体化したもの。場内に入った瞬間からアミューズメントパークに入り込んだような不思議な感覚を味わった。楽しくて切なくてちょっと不気味。客席通路ではピエロたちがおどけている。ステージはアルバムジャケットのサーカステントを再現したようなセット。本編はかもめ児童合唱団による「ムーンライトパレード」のSEで始まり、ゆずとバンド、THE LANDによる「ムーンライトパレード」で終わる構成で、ファンタジックなショーの入口と出口の役割を果たしている。アルバム『LAND』収録曲が軸だが、「飛べない鳥」「始まりの場所」「傍観者」など、以前からのナンバーも一体となって大きな物語を紡ぎ出していた。岩沢厚治(サブリーダー)の繊細で深みのある歌声が染みてきた「灯影」、切なさと力強さとが共存する歌声とマジカルな演奏が圧巻だった「LAND」、ダークな演出が光る「仮面ライター」などなど。もちろんタオルが回った「GO★GO!!サウナ」など、ゆずならではの楽しい演出もたくさん。アンコールでは北川のピアノの弾き語りをフィーチャーした「ゼラニウム」も披露された。“いろんなことがあると思うんだけど、僕たちの歌はいつでもみんなの側にいます”と北川。アンコールラストの新曲「友~旅立ちの時~」もその言葉通りの歌。何十本、何百本、ステージに立つほどに、ゆずとリスナーとの絆はさらに固いものになっていく。