黒い鳥

紅(くれない)の花の色 咲き匂う頃に
互いの名前も知らずに恋した
コバルトの海の色 空の果てまでも
翼を休めるのも忘れていた

消えてゆくよ 密(ひそ)やかに
あなたを愛した日も
落ちてゆくよ 柔らかな 誰かのぬくもりに

朝焼けの空の色 いつからか見てた
二人のいた町では もう見えない

流れゆくよ 悲しみに
色を変えた風の音(ね)
止まらないよ いつまでも 涙乾く日まで

やがて白い翼をたたむその日が訪れて
そして黒い鳥のようにはばたき続ける事さえ出来ない

やがて白い翼をたたむその日が訪れて
そして黒い鳥のように誰かの愛を求めても
二人恋したあの瞬間(とき)へ さすらい続ける旅さえむなしい
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