紫陽花

つまらない事ばかり
意味もないまま 拾い集めた
変わりゆく 梅雨の空は
人の心を映した鏡
愛するより 愛されたいわと 話した友の声
笑うより泣く事覚えるようで
愛しさを包みかくした
人の胸が 矛盾の欲望に 溺れ流されても
在るがままの 自分を見失わずに
雨にうたれて

この恋も 終わるのか
おびえるように 愛し続けた
にくめない 澄んだ瞳
私の心 引き寄せてゆく
思うように生きてきたのかしらと 話した友の声
願い声一つも叶わぬようで
愛しさを包みかくした
人の胸が 見果てぬ夢求め 彷徨い続けても
無色透明 優しさを持ちなさいと
雨にうたれて

二度と出逢えぬ恋をした
どんな風も受け止めたいと
心からそう思えた

人の胸が 矛盾の欲望に 溺れ流されても
愛す人を信じて生きてゆきたい
雨にうたれて
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