一年目の春

風の便りも ないけれど
君は今 元気でいるのか
ただ一枚の 小さな手紙 残したままで
一年たつのが なぜこんなに早い
僕の愛を 伝えられずに

僕の肩に よりそって
なれない手つきの ボタン縫い
そんな君が 出て行った特 初めて感じ
この悲しみだけが 僕から離れずに
一年の春は 過ぎて行く

去年のカレンダー 見つめて
いつも君を 思うのさ
見つめて二人 口づけたこと わすれはしない
今もまだこの胸に 残された愛は 変わらぬまま
いつも春は 通り過ぎる
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