流砂のように

砂の海に夕陽が沈む
赤く染まった廃虚の跡

心ちぎれる程泣いてみた
あなたを思い切るため

瞳閉じて 耳を澄ます
生と死のはざま 静寂の夜

振り向けば何もない蜃気楼
流れ落ちた涙 砂に消える
ああ…遠ざかるあの日々

幾千もの時を駆け抜けて
砂漠に眠る 精霊達よ

何の為に夢を見たのか
誰の為に祈りつづけたのか

流れる砂の様 行きて行きたい
命果てるとも魂は永遠に

悲しみの全て忘れたい ああ…
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