いい日旅立ち

雪解け間近の 北の空に向かい
過ぎ去りし日々の夢を叫ぶとき
帰らぬ人達 熱い胸をよぎる
せめて今日から一人きり 旅に出る

あゝ 日本のどこかに
私を待ってる人がいる

いい日 旅立ち 夕焼けをさがしに
母の背中で聞いた歌を道連れに…

岬のはずれに少年は魚釣り
青い芒の小径を帰るのか
私は今から 想い出を創るため
砂に枯れ木で書くつもり“さよなら”と

あゝ 日本のどこかに
私を待ってる人がいる

いい日 旅立ち 羊雲をさがしに
父が教えてくれた歌を道連れに…

あゝ 日本のどこかに
私を待ってる人がいる

いい日 旅立ち 幸せをさがしに
子供の頃に歌った歌を道連れに…
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