慕情の街

暗い夜道さ 果ない道さ
どこに塒が あるじゃなし
生きる希望は ただ君ひとり
愛の腕に アヽ抱いてゆく

夢がありゃこそ 故郷を捨てて
花の都へ 出て来たが
憎い嵐に 散る散る落葉
今じゃ巷で アヽ吹き晒し

憎い浮世と すねるな泣くな
明日の日もある 春もなる
若い生命を なんで汚さりょか
強く二人は アヽ生きようよ
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