夢の鍵

かくれて食べる スプーンで食べる
砂糖の味は 格別だった
蜂蜜シャワー 浴びてみたいな
チョコのプールに とび込みたいな
子供の頃は 震えながら
ゆだねていた 閉じる瞼

どうしたらいい 忘れられない
子供のあの日 とりもどしたい
甘い甘い甘い 夢の世界
金じゃ駄目だと わかっているよ
だから君を さがしているよ
さがしているよ だから君を

幸せの手前で いつも目が覚めて
退屈な日々にもどるよ
快楽のその箱 君だけが開けるよ
秘密の鍵 奪いにゆく

愛や恋なら すぐにできるさ
嘘でぶ厚く 固めればいい
いやしだったら ファースト・フード
店に並べば 笑顔はくれる
どこにもあるよな 喜びじゃない
すがる気持ちを 分かっておくれ

虹色の言葉で 心を溶かして
思うとおりの夢を見させて
金色のメロディ 君だけが奏でる
今からすぐ 盗みにゆく

大人の罪のはじまりは 魔法を使うこと
終わった日々を追いかけて 魔法にすがること
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