あてのない世界

レンガで出来た 5階建てのビルの屋上で
ダンスをしてる
まだ少し寒い 冬の終わりの青空の下で
リズムにあわせて
僕は頭の中に ずっと鳴り続けてる
クラクションを 思い浮かべながら

もしも 背中から 白くて やわらかな
翼が生えてきたら
ここから飛び降りたって
死んだりは しないのに…

そして君は 鉄の扉を開けて
非常階段を降りて行く
流れているのは子供の時によく聞かされた
FIVE YEARSで
見つからないのが このダンスが終った
後の行き先

知らず 知らずのうちに
このあてのない世界に
誰も彼もが のみ込まれて
行くのか……

もしも 背中から 白くて やわらかな
翼が生えてきたら
ここから飛び降りたって
死んだりはしないのに……。

知らず 知らずのうちに
このあてのない世界に
誰も彼もが のみ込まれて
見えない……
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