雨模様

最近のきみは いつも荒れ模様でご機嫌斜め
こっそり見た横顔も ボロボロで知らない人のよう

無理矢理に作ってた笑顔も 出来が悪すぎて
傘もささず立ち尽くしてた
きみはなんか違ってた

いつだって 傷つけ合う前に逃げ出してたのは
きみの奥 踏み込むのを怖がっていたから
でも 本当は 近づきたくて

涙に 傘はさせない
ぽたぽた 落ちていくのを止めることも出来ない
ねえ せめて今だけは一緒にいさせてよ
傘の雫 肩で受けて
心 散々な弱さの雨模様

苦しむきみには いつも何もしてあげられないけれど
雨をよける傘を差し出すことくらいは出来るでしょ

「ふたりなら悲しいことは半分」って言うくせに
「分けてくれないじゃない」だなんて
責めたりも もうしないから

優しさをくれる度に少し優しくなれたよ
笑顔をくれる度に笑顔になれたよ
あげたいのは、等身大の想い

涙に 傘はさせない
ぽたぽた 落ちていくのを私はまた見てるだけ
でも せめて今だけは一緒にいさせてよ
下手な言葉 探すよりも
いまは願うもん きみにそっと晴れ模様

涙に 傘はさせない
ぽたぽた 落ちていくのを止めることも出来ない
この雨が止むまでは一緒にいさせてよ
出来ることはこれくらいでも
きみのことをもっと愛してみたいから
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