ノラ猫みたいに

青い空もいつかは
ぼくのものになるだろう
こわれた部屋でダンスを踊ってる

日曜日の朝だけ
流れていた音楽
どうして今 思い出しているんだろう

窓ガラスには嘆かない
嫌いな顔が映るから

ノラ猫のようになって 坂道は夢心地
同じ今日にはもう 帰れなくたっていい
好きなものは好きで 嫌なものは嫌で
きっと それがいつか ぼくを導いてくれるから

伸びる線路の上に
とらわれていた日々は
はみ出してはいけないと思ってた

人にもらったものだけ
それで満足してた
この手でつかんだものはなんだろう

口さきだけの将来は
うまくはがして捨てよう

心を打ちやぶって 情熱をつかまえて
悲しい約束は 叶わないほうがいい
気ままなふりして 守るもの守って
ちょっとくらい斜にかまえて 宇宙ごとたぶらかす

欲がないわけじゃない
ぼくはきっと誰より
ほしいものが多すぎて あきらめていた

ノラ猫のようになって 坂道は夢心地
同じ今日にはもう 帰れなくたっていい
好きなものは好きで 嫌なものは嫌で
きっと それがいつか ぼくを導いてくれるから
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