ひとり想えば

ひとり想えば 時は行く
あの日確かに ふり向いた
ふり向いた時に 消えたのは
小さな幻だったのか
時は行く 色あざやかに
時は行く もうひと想い
時は行く もうひと想い

ひとり想えば風の中
帰り来ぬかと 待ちわびて
待ちわびたすえが 部屋の中
寒さもくたびれもうけだね
風の中 あとひとときか
風の中 もうひと想い
風の中 もうひと想い

ひとり想えば 夢になり
これでまたぞろ 年をとる
てれ笑いだけが いつまでも
自分の若さだと てれかくし
夢になる 消えては浮かび
夢になる もうひと想い
夢になる もうひと想い
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