冬色のメロディ

今頃誰といるのかなって
こぼした溜め息がひとつ
キラキラと真っ白に輝く
街の中へとけていく

難しいことじゃないよ
冷たい携帯見つめる
ふつうに言えばいいのに
“会いたい”って…

その瞬間鳴り出したメロディは
あなたからだった
嬉しくて…嬉しくて
言葉見つからないよ
ねぇ 待っていて

いつもよりも不器用な声が
風に吸い込まれないように
粉雪が舞い散る空の下
両手で受け止めていた

何も言えずに終わって
落ち込むのはよくあること
だけど 今日は何故だろう
違うわたし

もう一度走り出す
駅まで戻って深呼吸
会いたくて…会いたくて
今度はかけてみよう
勇気出して…

その瞬間鳴り出したメロディが
あなただったから
驚いて振り返り
言葉見つからないよ

いつの日も冬色のメロディは
幸せをくれた
あなたへとわたしへと
想い届けていたの
“大好き”って…
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