黄色いカーディガン

れんげの花咲き乱れる野原横切り
日傘振れば黒い汽車が汽笛ならすの
くるみの木のそばで
二人きり ランチ・タイム
あなたは手製のクッキーに
御機嫌ね

私 黄色いカーディガンはおって
蝶々みたいに風にひらひら
そしてあなたは きっと蜜蜂
愛のナイフで胸をつらぬく
そうよ 私 瞳閉じて待ってるの

私のひざ 枕にして 眠るあなたの
短い髪柔らかくて 子供みたいね
何かが変わってゆく
旧い本 破るように
私が見知らぬ私へと
変わるのよ

そして黄色いカーディガン あなたの
眠る胸へと そっとかけるの
こんな優しさ 前は無かった
ちょっと途方にくれる程だわ
そうよ あなたひとりだけが王子様よ

何かが変わってゆく
旧い本 破るように
私が見知らぬ私へと
変わるのよ

恋はいつでもこわい童話ね
毒のリンゴをかくしてるのよ
だけど終わりは HAPPY END 必ず
甘くキスして 幕が降りるの

恋はいつでもこわい童話ね
毒のリンゴをかくしてるのよ
だけど終わりは HAPPY END 必ず
甘くキスして 幕が降りるの
そうよ あなたひとりだけが王子様よ
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