ペチカ

嫌になっちゃうくらい慣れた日々が
突然輝き始めた
好きだって気付いたその日から
空の色まで変わった

はりさけそうなくらい
鼓動があなたを呼んでてもう隠せない
ブレーキ壊れた自転車で坂を下るみたいに
加速してしまうよ

どうしてこんな突然に恋は胸叩き出すのだろう
何度でも そのやさしい声で私の名前を呼んでよ
ああ じれったい距離に胸焦がす
今夜はあなたに夢でもあいたいな

交差点 寄せる人の波の中
気がつけば探してる
同じ匂い鼻をくすぐれば
ちょっとだけ切なくなってしまう

ため息が積もる
あなたに会えない日は想いも行き場無くして
ブレーキ壊れたままじゃ あなたに届くまで
もうとめられないのに

どうしてこんな突然に恋は胸叩き出すのだろう
何度でも そのあったかい掌で私に触れていてよ
ああ じれったい距離に胸焦がす
今夜はあなたに夢で会えるかな

大人になって身につけた臆病さを
慎重さだと言い訳してたけど
もっとペダル踏んで ぐっとスピード上げてあなたと
まだ行ったことのない遠くへ

どうしてこんな突然に恋は胸叩き出すのだろう
何度でも そのやさしい声で私の名前を呼んでよ
もうごまかしたりはしないで
いますぐあなたに会いに行くから
×