太陽のチルドレン

波をうつ草を蹴って
小さな ぼくは走る
Tシャツで汗をふいて
風より速く走る
鳥たちも目を覚まして
つばさの影が走る

みんな心配顔さ
きみのうちへ行くから

高いフェンスが消えた朝
空は澄みわたり
きみはSodaの泡みたいに
ほほえんだね アメリカ

地下鉄にゆられたとき
はるかな町を思う
ヘッドホンつけたままで
あの日のことを思う

みんな子供でいれば
戦争なんかいらない

白いフェンスの跡地には
空が広がって
きみとぼくを包むみたいに
光ってたね アメリカ

高いフェンスが消えた朝
空は澄みわたり
きみはブロンドをなびかせて
手をふったね アメリカ

きみはSodaの泡みたいに
ほほえんだね アメリカ
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