銀河の子

後ろにひとつ 束ねた髪を ほどきながら
闇と光が交わる場所を 目指してゆく

ふるべゆらゆら言葉の力で突き抜けろ
荒れ果てたこの大地に咲く花になるために
一は千に分かれた

われら銀河の子
命を灯され 西へ東へ
遠くきた道を忘れる時がいつか来ても
この血の中に刻まれて輝くエッセンシャル

ひとふたみよいつむななやこころはどこ?
振り上げた拳の上に青い鳥がとまり
そして千は一へと

われら銀河の子
星の命を受け 北へ南へ
谷を縫うようにそびえ立つビルのあいだを
すり抜けて行けば 風を切り輝くエッセンシャル
愛を知り輝くエッセンシャル
燦然と輝くエッセンシャル
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