眠れる森につたわる詩

記憶の向こうに繋がる産声
重なる瞬間は連なって

「眠れる森はひとりで行くよ」
残した言葉 息で束ねても

翳りのない鼓動はずっと
交互になって
リフレインする二つの点
繋がった

いつまでも続いていくループ
またひとり生まれては
またひとり消えていく
その意味が聞こえてくる

翳りのない鼓動はきっと
交互になる
始まりだった二つの点(空も海も大地も風も花も命も)
刻まれていく

「眠れる森はひとりで行くよ」
残した言葉 息で束ねたら
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