成れの果て

未だ消え残り お前の後ろ髪を引くような真似を
真白き頃の 淡く大袈裟な追憶が許した

言葉の端に わざと不実を促すその心は
知らず知らずに 崩れてしまう己を恐れた

執拗に繰り返す正夢
度重なる過ちの 成れの果て

とめどない雨に 成されるがまま
許された思い出が
首に絡まり 引き離せない
泥にまみれた仕合わせ

どうせお前の

退かぬ微熱が まとわりついた今宵は離れ離れ
ただ思いつきで 許し合いたいが故の苦しみ

執拗に繰り返す正夢
度重なる過ちの 成れの果て

とめどない雨に 成されるがまま
許された思い出が
首に絡まり 引き離せない
泥にまみれた仕合わせ

とめどない雨に 成されるがまま
許された思い出が
先に行かせまいと
泥にまみれた仕合わせ

どうせお前の 手の内で
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