源平闘戦譚

此は遥か 浮き世から 隔された 死人の國よ
過ちに躯を埋め 昊を仰ぎて視るは
揺るぎない絶望と 群れる鴉よ
此は何処 常世から 排された 阿修羅の國よ
魂さえも朽ちて逝く 塵も遺さず
過ちに躯を埋め 昊を仰ぎて視るは
揺るぎない絶望と 群れる鴉よ
繰り返す時代の中 放たれる旋律は
風に乗せて伝える 儚き夢を
×