アネモネ

気づけばわたし あなたを好きになって
ただの友達 初めからわかっていた
つらくはないよ あなたは優しいから
すぐそばにいる それだけでいいから

同じ大切なものを
ずっと好きになりたい
たとえあなたの大事な
そうよ彼女だとしても

儚い花が咲いた
わたしのアネモネ
運命の中 千切れて飛んだ
何処へどこへゆくのでしょう
あなたに触れてみたい
ふるえる指先
ここにいるのに ここにいるのに
風よ この気持ちを伝えて

傘もささずに一人で歩く道
両にまぎれて涙が流れた

「元気?」なんて聞かれても
そっけない返事した
素直すぎるその瞳
なぜかマトモに見られず

儚い花は咲いた
わたしのココロに
散ってゆくこと知っていながら
どうして咲いてしまうの
認めてしまうならば
すべては終れる
あと少しだけ あと少しだけ
風よ この気持ちをそっと

儚い花が咲いた
わたしのアネモネ
運命の中 千切れて飛んだ
何処へどこへゆくのでしょう
あなたに触れてみたい
ふるえる指先
ここにいるのに ここにいるのに
風よ この気持ちを伝えて
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