宙よ

行くあなた 見送ると
嗚呼! 悲しみが
浮かぶ背中に 念(おも)いを込めて
瞼閉じ 祈る

きっと ずっと
あなたを待ち続けると
涙流れて 唇をかむ

愛よ宙(そら)を翔(か)け 伝えておくれ
震えながら 夜を越えてゆくと
あなたがまた
この胸に
翼を休めに
戻るまで

過ぎた日を 巡らすと
嗚呼! 苦しみが
これが最後か もう会えないかと
不安だけ残る

じっと そっと
星に想い 届くまで
あの人の名を呼び続けてる

愛が闇を切り裂き 駆け抜けて
遠い人の心持ち帰れば
私はまた
安らかな
眠りの中へと
落ちて行く

再び帰る時 来たら
ここで待つ
この愛を
探してよ

愛よ宙(そら)を翔(か)け 伝えておくれ
震えながら 夜を越えてゆくと
あなたがまた
この胸に
翼を休めに
戻るまで
×