花火

アジサイの季節が静かに終わり
お日さまがキラキラ 海に咲いてる
蝉の鳴き声が少年たちの汗に変わり
はじめて覚えた唄になる

夕暮れの風は少し優しくて
忘れかけてた思い出に 手を伸ばし始める
真夏の花火はあの日の僕を連れて
確かなものがなかった時代へ走ってく

たいせつな場所を忘れないように
目印をつけた石はどこだろう
汚れたTシャツ着たともだちのあの笑顔に
失くした心がよみがえる

子供の頃見た花火は大きくて
全ての心をやさしく抱きしめてくれた

あの花火は瞬きひとつで消えて
心の中にいつまでも残る
今 僕の中で想い出と花火が一緒に映ってく

真夏の花火は あの日の僕を連れて
確かなものがなかった時代へ
真夏の花火は あの日の僕を連れて
確かなものがなかった時代へ 走ってく 走ってく
×