夢であなたの 手枕を
借りて眠った 春や秋
今じゃ笑って 云えるけど
ふたり隔てた 心の橋を
渡ることさえ出来もせず
泣いて焦がれた 五百日

二度も三度も あきらめて
添えて嬉しい はなれ茶屋
口に運んだ 熱燗が
女ごころを 又かり立てる
抱いてください おもいきり
今日の日付が 変わる間に

どうかあなたの 身の回り
世話を焼かせて この先も
燃えるくちびる この素肌
ふたり結んだ 心の橋を
越えりゃ向こうに 明日がある
連れて行ってよ 抱いたまま
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