ひとりなんて似合わない

淡い潮風に 髪をほどいて
くちげんかしたこと 後悔してるの
ひとり旅の空 暮れる夕陽に
ちっぽけな私が 溶けてゆくみたい

ごめんね 意地を張ってたの
自分 試したくて
大人のあなたに少しでも
追いつきたかったの
ひとりなんて 似合わないって
とても感じてる

近くなりすぎて 見えなくなってた
あなたの優しさも しあわせの色も
風がゆっくりと 胸を洗って
忘れかけたことも 気づかせてくれた

ごめんね かたくなだったの
自分 見つけたくて
でもあなたのそばにいたから
私があったのね
ひとりなんて 似合わないよと
風がささやいた

波間を金色に染めて
しずんでくわ 夕陽が
すてきな景色も想い出も
ふたりで見るものね
素足のまま すぐに帰るわ
二度と離れない
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