さいごの砦

君にすべての愛を捧げたいのに
なぜか 空回りばかりの この気持ち
一度 失いかけた関係だから
怖いものなんて無いのに 不安が付きまとう

自信がみなぎる その笑顔
道行く誰もが振り返る
なんの前ぶれもなく
急に顔をみせて「元気?」だなんて

君と向き合うことに自信が持てない
すべてを知りたくなるけど 嘘でいい
しゃがみ込んで泣いてた あの夏の日が
今も 苦い記憶として 行動を鈍らす

愛する気持ちに ルールはない
価値観さえ変える 甘いキス
もう 二度と離さないから
思わず突いて出た 本音が響く

君の描く未来に参加したくて
幼く未熟な心に 鞭を打つ
きらめく大都会の隅っこで いつか
拍手の渦に巻かれてる 姿があるように

僕が心許した この世で たったひとりの人

ゼロから始めようよ 新しい場所で
少しの空白も きっと必要だった
共に過ごした時間は まだ短いけど
分かる ここは僕が見てた さいごの砦だと
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