ハープ

星屑の広場に
金色のハープを置いた
そっと磨いて
あなたを待った

賑やかな音楽
目の前を歩いて過ぎた
月を見上げて
泣きたくなった

このごろ一度も 歌わない
水のように 光る弦(いと)

空っぽの心に
金色のハープを置いた
奏でてくれる
あなたを待った

毎日幾度も 振り返る
靴の音を 聞くたびに

このごろ一度も 歌わない
水のように 光る弦(いと)
×