ワインひとくちの嘘

熱い吐息に誘われ
粉雪が踊る 白い帰り道
ラジオを消して 車を停めたら
空にとけそうね
膝に置いた ゆびさき
あなたのこと 待ってる
もしも 帰すつもりならば
ただ ほほえんで
ワインひとくちの嘘でも
好きと言ってね
やさしい夜 忘れたくない

ずっと 雪にかこまれて
ふたり このままで 困るのもいいわ
窓が曇って 揺れる 街灯り
胸が あたたかい
とても あなたが近い
ためいきまで 奪われ
もしも 帰したくないなら
ただ みつめてね
ワインひとくちの嘘でも
いま 信じてる

もしも 愛してくれるなら
ただ 抱きしめて
あなたの瞳 忘れたくない
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