恋はア・ヤ・フ・ヤ

ひざまで波にとける おまえ
呼んでもふりむかない
きらめく季節(とき)を過ぎた ふたり
心はかたむくまま
波が打ち寄せる砂に さよならがみえかくれ
恋はもともと もともとア・ヤ・フ・ヤ
出逢った頃より ほらほらぼんやりしてる
ふたりはそろそろ行きどまり やさしさも綱わたり

ところが 夏を抱いた おまえ
いつになく まぶしい
灰色の街には なじまずにいたのに
海に帰る 女は不思議さ
生まれかわるよ ほらまた つかまりそうだ
ひざまで波にとける おまえ しばらくみつめたい
今まで 気づかずにいたよ おまえの輝き
×