少しだけの荷物

もしも幸せを計ることができるなら
積重ねた新聞の高さなのかも知れない

もうすぐ君もこの部屋を出て
新しい生活が始まる

住み慣れたこの部屋に
慣れすぎたその時が
いつかは来ることもわかってはいたけれど

愛し合ってたあの頃の二人は
けんかも出来たのに
この頃君はとてもやさしい目をしてる

愛し合ってたあの頃の二人に
一日はすぐに暮れたのに
この頃時はぼくの回りで止っている
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