夢の中まで

肩のうすさと ほつれ毛に
おまえの苦労 のぞいたような
港の酒場
やっと会えたのさ 泣くだけ泣けよ
今日からは 今日んらは
夢の中まで おれと一緒だぜ

ふたり暮らした あの頃は
気づかなかった おまえのよさに
馬鹿だぜ おれも
霧につつまれて 歩いて行こう
わかるさ わかるさ
夢の中まで おれが離さない

爪の先まで 白くして
しがみついてる いとしいおまえ
泣けるぜ おれも
抱けばふるえてる かぼそい肩に
幸せを 幸せを
夢の中まで おれがくれてやる
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