娘の金屏風

女手ひとつで 育てた娘
花と咲きます 金屏風
よかった よかった この日のために
嵐の苦労を耐えてきた
一緒に生きてく その人と
おしどり暦を歩いてよ
嬉し涙が 目をふさぐ

肩から重荷が消えてくような
なぜか淋しい 胸もある
惚れあう 惚れあう姿をいつも
並べて仲よく して欲しい
花嫁衣裳に 飾られた
娘の笑顔の幸せよ
春がきました 私にも

涙が後から後から湧いて
過ぎる時間が夢のよう
誰にも 誰にも 自慢の娘
相手に渡して これでいい
その手を離さず どこまでも
おしどり暦を歩いてよ
それが願いの 親ごころ
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