帰って来た女

夜霧の桟橋 泊まり船
ゆめが幾つも ゆれてるわ
深い都会の ネオンの海を
泳ぎつかれた かなしい魚
そうよ そうなの
わたし港に 帰って来た女

駆け落ちみたいな 恋をして
いつかやつれた 白い頬
男・うそつき 東京無情
だから解った 故郷のよさが
そうよ そうなの
わたし港に 帰って来た女

昔のチャペルの 鐘の音を
聞けばこころが 癒される
なみだぼろぼろ 泣く夜もあるが
春に抱かれて 出なおすつもり
そうよ そうなの
わたし港に 帰って来た女
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