氷酒

飲んだお酒が 体の中で
燃えるどころか 凍りつく
私の心を 温めて
くれたやさしい あなたはいない
つのる想いを 抱きながら
ひとり飲む酒 氷酒

一度だけでも 死ぬよな恋に
賭けて一生 終わりたい
あなたは私の 命です
こんな女の まごころなんか
どうせわかって くれないわ
酔えば酔うほど 氷酒

羽根を失くした 小鳥のように
夢の名残りを この部屋で
思い出グラスに 酒をつぐ
冷えたこころを 忘れたはずの
熱い未練が また燃える
夜が寂しい 氷酒
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