雪塵(ホワイトダスト)

白い雪が風に舞って 空から落ちていく
まるで光るほこりみたいだね とてもきれいだよね
どんな涙も乾いた後は 何の意味かもわからない
乾燥してるこの声と固まりだした心
雪のしずくを両手ですくい 悲しみの熱感じてる
きっと姿を消してるんだろう 散った儚いホワイトダスト

風蕭蕭 感じる部屋に揺れだす塵埃
自分とこの粒にどれほどの違いがあるのだろう
失くしたものを埋める強さは こんな寒い場所にない
思い出すことさえももう 早く忘れられたら…
あたたかい場所戻ってみても かゆいしもやけ残ってる
あの日の2人どこかに消えた それは真冬のホワイトダスト

音も無く舞う小さなほこり 心のしみにならないように
一つ一つをにぎりしめてる 風に押されて
雪のしずくを見つめていたよ せきを切って降り注いだ
輝いていた きれいだったよ 数え切れないホワイトダスト
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