花紬

何から何まで 捨ててもいいと
云わせりゃ私の 罪になる
あなたいいのね 私でいいの
世話を焼くのも すがるのも
咲いてひと彩(いろ) 花紬(はなつむぎ)

注(そそ)いだお酒に 昔が映る
春夏秋冬(はるなつあきふゆ) かけめぐる
ごめんなさいね しあわせなのに
涙こぼしているなんて
燃える心は 花紬

憂き世の山坂 身をさす風も
覚悟の上です 始めから
それでいいのよ 私はいいの
そばにあなたがいるだけで
命重ねて 花紬
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