水の吐息

恋ならいつでもゆらめく心具合で
突然冷たく降る雨驚くように
あなたと私の居場所がわからなくなる
時折の迷路

季節 ごとに 色が 変わる
海に 似てる 二人だもの

ドアを 開ける あなたの瞳
いつも 違う 漂い見せる

細い 指で はさむ 煙草の煙
少し 眉を しかめる時
だけど それも すべていとしい今は
そっと 吐息 波のように 揺れる

ふいの 雨も 止んだみたいに
凪いだ 心 訪れる時

水の ように 清く流れる時間
とても 好きよ それは 事実
あなたの胸 それだけあればいいと
そっと そっと 言い聞かせる 私
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