虹の花

女のいのちを 賭けてこそ
渡れる なみだの川もある
惚れたあんたの人生に
運命(さだめ)を あずけた 私です
ごらんあの空 薄日(うすび)がさした
もう泣かないわ…もう泣かないで…
明日はふたりの花が咲く

この身を捨てても あんたには
幸せ もらった 借りがある
風の寒さが しみる夜(よ)は
お酒を温(ぬく)めて 唄ひとつ
いいの下手(へた)でも 世渡りなんか
もう泣かないわ…もう泣かないで…
明日はふたりの花が咲く

世間のうわさは 通り雨
くるりと はじけば 春も来る
夢の灯(あか)りが 遠くても
死ぬまで一緒と 決めた道
どこへ流れて 行ってもいいの
もう泣かないわ…もう泣かないで…
明日はふたりの花が咲く
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