望郷恋唄

風にちぎれる 浮き雲見れば
北のふるさと あの町恋し
遠くなるほど つのる淋しさ
辛さに泣けてきた
あなた唄って 教えてくれた
歌が呼んでる 日暮れ空

山を背にして 前みりゃ海の
そんな小さな 私の故郷
夜行列車の 遠い笛の音
聞くたび想いだす
夢を追いかけ あなたと別れ
捨てた涙の 雪の町

帰りゃ近いが 帰れぬ今は
祭りばやしの 音さえつらい
早いものです 故里を離れて
何年過ぎたやら
私しゃ今夜も 都会の海で
あなた偲んで 夢を漕ぐ
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