さすらいの道

男は背中に 顔がある
すぎた昔を みつめてる
いくら口では 笑っても
忘れきれない人がいる
ヒューヒューヒュルヒュルさすらいの道

何を好んで 家をすて
誰が好んで 旅に出る
やっとみつけた 灯も
風がたちまち消しに来る
ヒューヒューヒュルヒュルさすらいの道

どこかで女の声がする
別れたあいつに 良く似てる
俺のことかと 振り向けば
風がむなしく 吹くばかり
ヒューヒューヒュルヒュルさすらいの道

真赤な夕日の 荒野にも
俺がのぞんだ 花はなく
峠越えれば そのはてに
見知らぬ山がまた続く
ヒューヒューヒュルヒュルさすらいの道
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