旅路酒

どこまで逃げても うしろを向けば
未練がとぼとぼついてくる
忘れてしまいたいひとなのに
恋しさつのらせる 北の港町
酔って今夜は 眠りたい
ひとり寂しい ひとり寂しい 旅路酒

私が幸せ 求めたならば
誰かを不幸にしてしまう
涙をみちづれに 身を引いて
夜汽車に乗りました 北へ流れ来た
寒い止まり木 すきま風
演歌が泣かせる 演歌が泣かせる 旅路酒

あのひと愛した故郷だから
一度は訪ねてみたかった
帰っておいでよと祈るよに
霧笛も呼んでいる 北の港町
思いがけないめぐり逢い
夢を浮かべる 夢を浮かべる 旅路酒
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