沙羅(さら)の花宿(はなやど)

今宵の逢う瀬を どんなにか
待ちわびた ことでしょう
あなたは白い やさしい夏椿
淋しい私に 生きる明るさ くれました
胸にすがれば 心も溶ける
あゝ 沙羅(さら)の花宿(はなやど)

遠くに潮騒 聞きながら
帯を解く 月灯り
あなたの腕に 抱かれて震えます
幸せいっぱい 夢に酔いたい うたかたの
紅が乱れて 黒髪濡れる
あゝ 沙羅の花宿

朝まで離さず 抱きしめて
この息が 止まるほど
ひと夜で落ちる 儚ない夏椿
女のいのちを 捧げ悔いない 私です
何時の日までも あなたがひとり
あゝ 沙羅の花宿
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