黒猫の瞳

雨降る街角で泣いている
真夜中の黒猫 それがワタシよ

あなたのあたたかい腕の中
体を丸めてた もう叶わないこと

気づけば すぐに振り返ってしまう 探してしまう
心のどこかに残る あなたへの消えぬ想い

いまも耳を立てれば聞こえる優しい声が
鼻に手をやる癖もまだ憶えてた
どんな大事な愛でも 逝ってしまうもの
前だけ見れる瞳を探してる…

あれからなんども忘れようと
新しい笑顔も 見つけたけれど

幸せを探せば探すほど
ぽぉっかりあいた穴 埋められないままで

涙のような水たまりの中に 映ったものは
思い出かさねた街と 独りきりの寂しさと…

眠る前に背中を撫でては いつでも話してた
あの夢の続きをね、また聞きたくて
雨が上がって微笑む ちぃさく光る星
泣かずに見れる瞳を探してる…

いつの日か“さよなら”ちゃんと言えますように…
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